生姜には体を温める働きがあるといわれているので、冷えがつらい私は生姜をたくさん食べる生活をしてみたことがあります。
生姜にはジンゲロールとショウガオールという体を温める成分が含まれています。体を内側から温める働きはショウガオールの方が高く、生姜を加熱することでショウガオールが増えます。
そこで、生の生姜をスーパーで買ってきて、加熱をして摂取をするようにしました。
生姜紅茶が体を温めると本で読んだことがあったので、まずやってみたのが生姜紅茶です。紅茶にしょうがのしぼり汁を入れるだけで簡単に作ることができます。あつあつの紅茶にしぼり汁を入れれば、生姜が加熱されたことになります。
飲んでみたのですが、思っていたほどの温かさを感じられません。生姜の量が少ないのかと思って増やしてみましたが、変化はありませんでした。
生姜を天日干しするといいと聞いたこともあるので、薄くスライスしたものをベランダで干してみて、それを料理に取り入れてみたこともあります。
しかし、これも体の温まりを感じられませんでした。そして、薄くスライスをしたり、何日間か天日干ししたりなど面倒です。
天日干しせずにそのまま加熱料理に使ってみたらどうだろうと思ってやってみたら、これは少しだけ体が温まりました。炒め物や蒸し物よりも汁ものに使った方が体の温まりを感じられます。汁ものの温かさによって体温が上昇したのかとも思ったのですが、生姜なしの汁ものと生姜ありの汁ものでは、生姜ありの方が体が温まっていることを感じられました。
特別な製法によってショウガオールの量が多くなっているという生姜パウダーを使ってみたこともあります。生姜パウダーは下ごしらえする必要がなく、飲み物にも食べものにもいろいろな料理に活用できるところが便利です。
使ってみるとスーパーで買ってきた生姜を摂るよりも体の温まりを感じられました。しかし、使用量が多いと胃が痛くなり、反対に使用量が少ないと胃は痛くならないものの、温かさを感じられません。
いろいろと生姜を使ってみて、胃を痛くせずに体を温めるのは難しいと実感しました。